夕焼け色にあたりが染まる野天で、御手杵と抱き合った。合戦の後の高揚した気持ちがおさまらなかったから、自然とそうなってしまった。 相手の着ているものを脱がすのももどかしく、尻を出した同田貫は御手杵の太腿の上に乗り上げてく。 唇を合わせると、どちらのものともつかない血の味が微かにする。 ペロリと相手の唇を舐めあげて、同田貫は不敵な笑みを口許に浮かべた。