こちらは、エーサン新婚物語の頁です。 エースは婿養子となり、バラティエでサンジと新婚生活を送っています。 海賊ベースの新婚さんをお楽しみください。 |
「カボチャと柚子風呂」 1 2 3 |
「いい香りがする」 バスタブの縁に顎を乗せてぼんやりとしているサンジに、しゃがみ込んだエースが顔を寄せて囁いた。 「寄るな。魚臭い」 すかさずエースの頭を押しやり、サンジは舌を突き出す。 |
「甘い時間」 |
「……腰が怠い」 怒ったようにサンジが告げる。 「怠くて、痛くて、思うように体が動かねぇ」 ギロリと剣呑な眼差しでサンジはエースを見つめた。 |
「Kiss in the Dark」 1 2 |
唇をあわせると、すぐにサンジの舌がエースの口の中に潜り込んできた。舌を絡め、音を立てて唾液を吸い上げてやると、サンジの膝が誘うようにエースの膝にすり寄せられる。 |
「LOVEがたりない」 1 2 |
「──何も」 掠れる声で、サンジが告げる。 「何も、しなくていい。ただ、ラヴが満たされればそれで充分なんだ」 そう言ったサンジの唇は、躊躇うことなくエースの性器を口に含んだ。 |
「ハロウィン・ナイト」 |
「トリック・オア・トリート……って言ったら、何をくれる?」 もう、甘いお菓子はひとつも残っていない。 エースは何をくれるだろうか? |
「雪の花びら」 1 2 |
厨房に入った途端、風邪っぴきはお断りだと蹴り出された。 さすがのサンジも今日ばかりは文句を言うことができなかった。体調を崩したのは自分の責任だ。厨房に入ることができなくても仕方のないことだろう。 |
「ロマンチック未満」 1 2 |
「……エース?」 声をかけると、ふわりと抱きしめられ、首筋に唇を押し付けられる。 「疲れただろ? 大変だったな、このひと月」 |