注)赤字タイトルの作品はアダルティな内容を含みます
シリーズ  → シリーズものを集めました
季節もの  → 完結した作品を集めました
2009 ASコラボ企画  → 完結した作品を集めました
2年後  → 突発的な2年後捏造



シリーズ

ヒヨコのキモチ
(別窓)
「……腰が怠い」
  怒ったようにサンジが告げる。
「怠くて、痛くて、思うように体が動かねぇ」
  ギロリと剣呑な眼差しでサンジはエースを見つめた。
エーサン新婚物語
海賊ベースで
好き同士
(別窓)
  エースは、サンジの欲望を忠実に理解した。
  抱き合ってキスをした。
  真夜中の甲板はシンと静まりかえっており、押し寄せる波のチャプチャプいう音だけが夜の世界を支配していた。
海賊ベース
短編中心に
冷たい炎
第一部
        
        
   10   11   12   13
「……ここでは、絶対に、しねぇ」
  掠れた声でサンジがなおも呟く。すぐにエースの体は離れていった。腕が離れ、大きな手が頬にあてがわれる。
「じゃあ、ここじゃないところなら、いいのか?」
記憶喪失
海賊ベース
冷たい炎
第二部
        
        
   10   11
  このワインは、バラティエを出る時に持ち出したもののひとつだ。ナミやロビンにはたまに出すことがあったが、男性陣にはこれまで一口も飲ませたことがない。
「俺のとっておきだ」
  そう言ってサンジは、ワイングラスをエースの前に置いた。
記憶喪失
海賊ベース
冷たい炎
エピローグ
  手にした紙切れを丁寧に折り畳むと、サンジはジャケットの内ポケットへと大切そうにしまい込んだ。
  それから、口にした煙草に火を点ける。
2年後サンジ





季節もの

伝えたいことば   ……へえ、そうか。お前の誕生日、1月1日なのか。
  じゃあ、その時に会えたら、祝ってやるよ。
2008年エー誕
保健室日和。

         
  あの男にもう一度会いたいと思うこの気持ちは、いったい何なのだろう。
  自分を襲った男に会いたいなどという感情は、どこか歪んでいる。
2008年エー誕
漂流蜜月 「イキそう?」
  からかうような甘いエースの声に、サンジは目尻を濡らして頷いた。
「中に、欲し……」
2008年エー誕
セックスよりも深く

    
  シュル、と音を立ててサンジはネクタイを外した。エースが見ている前でサンジは、ゆっくりとひとつずつシャツのボタンを外していく。 2008年エー誕
夜明けの月

    
    
  ズルズルと舌を引き抜かれる感触に、サンジの体が一段と大きく揺らいだ。ベッドに突っ伏して、今にも泣き出しそうな何とも情けない顔で背後を振り返って見ると、エースは穏やかな表情で微笑んでいる。 なつのおたのしみかい2008
予兆 「いつまで経ってもアンタが俺のところへ来てくれないから、助けに来てやったんだよ」
  そう、サンジは告げた。
2009年エー誕





2009 ASコラボ企画 溶ける方程式

足んねー! 「エース」
  掠れる声で囁いて、髪に唇で触れてみる。
  疲れているのだろうか、ピクリともせずにエースは眠りこんでいる。
2009 ASコラボ企画
提出作品
海賊ベース
ちょっとは
オマケしてくれよ?


    
「部屋に……行っても、いいか?」
  ややきつい口調でサンジが尋ねる。拗ねてるのか、照れてるのか。どちらにしても、怒っているわけではなさそうだ。
「ああ、来いよ」
2009 ASコラボ企画
提出作品
幼馴染みパラレル
勝てるの? 俺に?

    
「全身しっかり洗えよ。アンタ、臭すぎだ」
  喧嘩の最中だということも忘れて、サンジは甲斐甲斐しく酔っぱらいの面倒を見ている。
2009 ASコラボ企画
提出作品
幼馴染みパラレル2





2年後

ここではないどこか   真夜中に目が覚めると、思い出すのはエースのことばかりだ。
  抱きしめられたサンジの体がじっとりと汗ばんでいく時に、したり顔でニヤリと笑うエースの口元や、不埒な指先を思い出す。
エーサンで2年後捏造
海賊ベース
夢の続きは 「気になるんだろ?」
  ゆっくりと、エースは尋ねた。
  身じろぎ、サンジは口元を真一文字に引き結んだ。フライパンを持つ手が、微かに震えている。
エーサンで2年後捏造
海賊ベース
ニアリーイコール   サンジの世界はニアリーイコールで作られている。
  限りなく百パーセントに近い正解で埋め尽くされていく、サンジの世界。思い出。何もかも全て、百パーセントではない世界。
エーサンで2年後捏造
海賊ベース
似て非なるもの   きっと──と、サンジは思う。
  エースは目を細めて、ニヤリと笑うだろう。「男前になったな」と、そう一言、口にするかもしれない。
  紫煙と一緒に溜息を吐き出すと、サンジは小さく呻いた。
エーサンで2年後捏造
海賊ベース
手に入れたいものは

         
  この感触、この体温の高さ、そして海と太陽のにおい。
「──…エース?」
  自分は、夢を見ているのだろうか?
エーサン捏造
サン誕海賊ベース
※二十歳サン誕



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