朝の日差しで目が覚めた。獄寺はベッドの中にいた。
自分は眠っていたのかとのろのろと体を起こそうとする。
全身が怠いのは、ここ何週間も綱吉に触れてもらっていないからだ。欲求不満で死んでしまいそうだと獄寺は口の中でブツブツと呟く。
眠っている間、幸せな夢を見ていたような気がする。そう、あれは夢だったのだ。綱吉は事故になど遭っておらず、いつもと同じように獄寺を抱いてくれる夢だった。夢の中には、これまでと同じ甘く幸せな時間が存在していた。
だが、あくまでも夢は夢だ。現実は、ここにある。綱吉は記憶に混乱を生じさせており、獄寺との同居生活に戻ってはいるが、これまでのような生活とは縁遠いものとなっていた。
◆ツナ獄R18小説
[オンデマンド/本文約80頁]
- 商品名
- 午前3時の……
- 価格
- 900円
- 登録日時
- 2012/01/08(日)
- 分類
- ツナ獄