「あ、流れた!」 小さく呟くと、ぎゅっと獄寺くんが繋いだ手を握りしめてくる。 「願い事、できましたか?」 流れ星に願い事を。 穏やかな獄寺くんの声に、オレはにこりと微笑み返す。 「獄寺くんは、何を願ったの?」 尋ねると、獄寺くんは恥ずかしそうにそっぽを向いた。