「チップ」
ツナ攻バージョン


「獄寺くん、オレからのチップ受け取ってくれるよね」
  そう言うと綱吉は、バニーガール姿の獄寺の尻を両手でするりと撫でてやる。
「ここに……」と、尻のあたりを覆う布地を大きく上へと引っ張り、獄寺の白い双丘を露わにする。
「今日の分、挟んでおくからね」
  艶めいた声で告げると綱吉は、手にした札束を搾まりの中心に強引に捩じ込んだ。
「ひっ……ん、んっ……」
  ポールダンスのポールにしがみついた獄寺は尻を大きく綱吉のほうへと突き出したまま、いやらしく身を捩らせる。
「あれ、感じちゃってる?」
  尋ねながら綱吉は、さらにコインを獄寺の尻に押し込もうとする。
「やっ……ダメっ、ダメっス、十代目!」
  ポールに掴まったまま腰をくねらせる獄寺の淫靡な様子に、綱吉は思わず口のなかに込み上げてきた唾を音を立てて飲み込んだ。
「獄寺くん……」
  このまま犯して、抱き壊したい。そんな嗜虐的な思いで綱吉の胸はいっぱいになる。
「今夜は一緒に過ごしたいな」
  背後で待機している部下にちらりと目配せをすると綱吉は、獄寺の腕を掴んだ。
「駐車場まで、歩ける?」
  尻の中に札束とコインをいっぱいに押し込まれた獄寺は、羞恥に染まる顔を微かに歪める。
「無理……で、す」
  そう返すのがやっとなのが見て取れる。
  綱吉は淡い笑みを浮かべると、仕方ないなと呟いてから獄寺の身体を横抱きに抱き上げた。



(2017.8.28)
(2017.12.30改稿)



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